年を重ねた
また年を重ねた
気がつくと40を大きく越えた歳になった
この間40歳になったばかりと思っていたが、先の50歳が見えてくるようだ
先日、角松敏生の30周年記念コンサートに行った
横浜アリーナ前には当時からのファンが思い思いの装いで集まっていた
少し考えればわかることだが、当時二十歳でも、今は50だ
男性は禿げ上がったり、お腹が出たり、女性は…書かないことにする
それでも少ないけれど年齢の割にはすごく綺麗に保っている女性がいたりすると希望が湧いてくる。
歳は誰もが平等にとる残酷な変化だが、それを受け入れなければいけないんだなと、コンサートが始まる前から、厳しい現実に少し憂鬱になった。
そしてコンサートが始まる。
今年51になる角松敏生は掛け値なくカッコよかった。そしてパワフルだった。
でも僕が見ていた半分は観客だった。
大きく禿げ上がったお父さん(俺は坊主だからあんまり髪の毛は言えないんだけれど)、決しておしゃれではないポロシャツ、ダブダブのパンツの上にはお腹が乗っている。黙って座っていれば会社に沢山いそうなオジさんだ(しつこいけれど、僕もそうだ)。
でもコンサートが始まると、そのおじさんは30年前にはやったであろうダンスをしながら本当に嬉しそうに楽しんでいた、こぼれんばかりの笑顔がそこにあった。
僕はハッと気がついた
心の何処かで家庭を持って働くことの大変さに埋れ、余裕がなくストレスをごまかすことばかり考えていた
若くなくとも、楽しんでいいんだ。楽しいことを笑って楽しい!って言っていいんだ!絵柄が少しきたなくともいいんだ!
そう思ったらふと肩の力が抜けた
そのおじさんを見ながら角松の声がBGMのように流れる(角松を見なさいw)
何年かぶりのコンサート
そんなことを考えていた
行ってよかった…
毎日『人間明日は解らない、明日死んでしまうかもしれない』、『一生のうち、俺はこれをしたぞというところまで到達出来てない』、『懸命に真面目にやっていれば必ず報われるわけでなく、震災の様に自然の前では無力な無常さ』
最近、そんなことばかり考えている自分がいる
少し癒されて帰ってきた
もしかするとあと何十年か生きられたとして、その時代の自分が、この駄文を読んだら『若い若い』って思うかもしれないな
でもそんな事を考えているこの頃…
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コメント
こんにちは、角松のコンサート楽しんでこられたようですね。
そうそう、若くなくても楽しんでいいんですよ (^ー^)ノ
投稿: tamaru | 2011.07.08 08:23
tamaruさんご無沙汰しております
お久しぶりです、tamaruさんのブログを訪れてみたら中島美嘉さんの記事がたくさん!
コンサートも行かれているようで・・・なんか羨ましいです
そうですよね、楽しんでもいいんですよね!
投稿: たにたに | 2011.07.08 21:13