石田衣良 「40」を読んだ
出張のお供にと単行本を物色していると石田衣良の文字が目に飛び込んできた
このあいだまで結構集中して読んでいた石田さんの新刊「40 翼再び」だ
帯を見てみると「人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。会社を辞めて、投げやりに・・・」と紹介文にある話だ。
僕も最近自分の人生についていろいろ思うところがある。まさに、自分と重なるタイムリーな内容だと思い手にしてレジに向かった・・・
早速購入して出張の行き帰りの新幹線で一気に読んだ。40才、人生の半分。輝く前半に対比して行く先々が見えてしまっている後半の生き方。また40にて人生の終演を迎えざる得ない人生・・・
いつもの通り、お人好しの主人公が、少しうまく行きすぎたりする結末だったり、消えゆく命の話だったり石田ワールド全開で好きな人には期待を裏切らない一冊だ。
僕は新幹線と行きつけの焼トンやさんのカウンターで涙を何度か流していた。
そうだな、僕の完敗です。
人に勧めるかどうかは別として、満足です。
今回はブックオフで買わずにちゃんと書店で買ったので著作権料を石田さんにきっちり1票を投じられたことに満足です。
仕事に行き詰まったらもう一度読み返してみたい一冊でした。
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