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2007.06.16

無題

B737_1 早朝の羽田空港、南向きの16RからB737-500は小型軽量の機体を加速させ滑走路なかばで機首を上げ、ついでメインギヤーも地面を切った。それまで車輪を通して感じられた振動が消え、上昇加速度がもたらすGが下向きに体を押さえつけ高度を増していく、左の機窓からかつてJASの格納庫だった前に駐機しているA300とMD81を上から俯瞰し、ミニチュアに変えていく。34R先端あたりに機首を交互にし整然と並んだボーイング達がお呼ばれを待っていた。
視線を窓から手元の文庫本に戻したがやがて目を閉じた。4時に起きた反動から意識が薄れていったが抗わないことにした
目が覚めると伊豆半島上空、右手には富士が見えているはずだ

地上では気温と湿度が高かったが空に登っても傾向は同じ、下層に薄い雲が貼り付き高空まで霞んだ状態、湿度が高く低気圧の影響を目で見て取れる。
おもむろに鞄からpowerbookを取り出しテーブルの上に広げた。
普段慌ただしく過ごしている中、自分とゆっくり向き合う貴重な時間と空間
いつも乗り慣れている中大型機ではなくB737の主翼は前者の半分ぐらいの長さしか無く手を伸ばすと翼端まで手が届くのではないかと思うほどだ
初期型から相当年月が経っているが派生型、次世代型と進化を続け最も売れた機体だという
ナローボディーのため通路は一本、座席は3+3だが早朝のため搭乗率は2,3割でしかないため窮屈感はない

と、巡航から機首を下げディセントに入った。機窓には青々とした山岳地帯を眼下に望みゆっくりと降下に入るがスポイラー類はまだ一度も出ていない。時間からすると紀伊半島の山中上空だろう、間もなく電子機器が使えなくなるアナウンスがされPowerbookを閉じなければならない時間だ

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